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オーケストラ部 日独文化交流演奏旅行(最終回) [2013オーケストラ部]

最終日の今朝はエヒタディンゲンでお世話になった先生方に見送られながらホテルを出発し、
最後の観光に出かけました。まず最初に訪れたのは世界遺産となっているヴュルツブルクの宮殿です。

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外観のスケールの大きさにも圧倒されたのですが、
ドレスで着飾った貴族の娘になったような気分で正面階段を昇り天井を見上げると、
そこには巨大なフレスコ画が描かれているではありませんか。
誰もが思わず息を飲みました。

次に昨夜の演奏会を主催してくださったシーボルト協会の博物館を尋ねました。
館内にはシーボルトだけではなく、シーボルトの家族に関する史料が数多く展示されていました。
また、折り鶴の飾りが吊るしてあったり、お茶室があったりして、
日本とは遥か離れたこの土地に親日家の方がいらっしゃることを知り、心温まる思いを抱きました。

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さて、最後はフランクフルト空港の近くでお買いものです。
疲れからやや眠そうな顔をしていた子も、この時ばかりは目を輝かせてお土産をさがしました。

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空港へ向かうバスの中では「帰りたくない!」「ずっとドイツにいたい!」の大合唱。
そして演奏旅行中、大変お世話になった現地ガイドさんとバスの運転手さんに、
感謝の気持ちを込めてみんなで「ふるさと」を歌いました。

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行きの飛行機に比べて、帰りはなぜかあっという間に成田空港、
そして中部国際空港へと着きました。
日本ではもう桜の花が咲いているのを見て、時間の流れを感じました。

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旅行の中盤から寒い日が続いたのにも関わらず、
病気になった生徒が一人もいなかったことは何よりもありがたかったことでした。
たくさんの思い出の中でも、生徒たちにとって、ホームステイは特に心に残ったようです。
ドイツにいるもう一つの家族と生涯を通じた交流ができればと願わずにはいられまん。

とても充実した9日間の演奏旅行となりました。
ご協力いただいたすべての方々に心から感謝の意を表して、
ブログの結びとさせていただきます。
本当にありがとうございました。

オーケストラ部 日独文化交流演奏旅行(7) [2013オーケストラ部]

昨夜はホテルに到着したのが遅かったことから、午前中はそれぞれ、
ゆっくり休むのもよし、練習するのもよし、観光に出かけるのもよしということで、
自由に時間を過ごしました。
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レストランでの昼食後、ヴュルツブルクの美しい要塞を背景にみんなで記念撮影です。

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その帰り道、川辺に立っていた掲示板に私たちの演奏会のポスターがはられているのを見つけて、
大騒ぎになりました。

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今日の演奏会はシーボルト協会が主催者です。
日本人にも馴染み深いシーボルトは、実はこの街、ヴュルツブルクの出身なのです。
シーボルト協会はこれまで、被災した一関市の児童養護施設ためにチャリティーコンサートを開催してきており、
私たちの演奏会もその一環として催されました。

午後からリハーサルの開始です。
「オペラの休憩中に着飾った人たちがワインを飲んでいたでしょう?この曲はあんなイメージだよね」
といった指示が出されます。

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リハーサルも佳境に入ったころ、突然数人の日本人の方が、興奮した面持ちで会場に入ってらっしゃいました。
なんと愛知県一宮の少年少女合唱団の関係者の方で、ベルリンでの演奏会を終えて、
今晩同じホテルに泊まるというのです。
急遽、ぜひ一緒に演奏しましょうということになり、アンコールの「ふるさと」を歌っていただくことになりました。

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そしていよいよ本番です。
エヒタディンゲンでお世話になった先生方が今回の演奏会でも楽器の手配をしてくださり、
演奏も最後まで聴いてくださいました。
プログラムの最後に「日本の叙情歌」を演奏したのですが、
その時に聖霊の四季を写した写真をスライドショーで流しました。
多くの方が興味をもって見てくださいました。

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ヨーロッパではイースターの時期に音楽を演奏したり聴いたりすることは憚るそうですが、
そんな状況にも関わらず聴きにきてくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてドイツでの最後の夜を名残惜しく思いながら過ごしました。

オーケストラ部 日独文化交流演奏旅行(6) [2013オーケストラ部]

朝、カーテンを開けると、窓の外はすっかり雪景色と化していました。
昨夜のうちにさらに雪が降り積もったようです。

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今日は9時ごろホテルを出発しました。
ウィーンからヴュルツブルクまで約650㎞の大移動の始まりです。
日本でイメージすると名古屋から東京を越えて福島ぐらいまで移動する距離になります。

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昼食はバスの車内でとり、午後2時ごろレーゲンスブルクに立ち寄りました。
世界的に有名な少年合唱団の学校と寮を見学するためです。
「レーゲンスブルク ドームシュパッツェン」は975年につくられた1000年以上もの歴史をもつ少年合唱団です。
教会のごミサではもちろん、世界各地を舞台として演奏しています。
日本ツアーも過去6回経験しており、2011年4月には震災のチャリティーコンサートを開催、
8000ユーロも寄付してくださったそうです。

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私たちは初めにホールに案内され、学校と寮についての説明を受けた後、
施設内を見学させていただきました。
個室、食堂、レッスン室、自習室、教室、図書室、室内プールなど、
いずれも清潔感に溢れた環境でした。
見学中にはかわいらしい少年たちが何人もニコニコと微笑みかけてきて、
生徒たちも「かわいい」「かわいい」と連呼していました。

そしていよいよ、リハーサルの見学です。
先ほどまであどけなかった少年たちの表情が一変、教室中に重厚なハーモニーが響き渡りました。
まるで教会にいるようです。
あまりの美しい響きに鳥肌がたつような感動を覚えました。
思わず感涙してしまった子さえいました。

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感動の余韻に浸りながら少年合唱団のマネージャーさんとともにレストランで夕食をとりました。
今日のお礼にということで私たちもハレルヤコーラスを歌いました。
いつでも、どこでも聖霊生はハレルヤコーラスを三部合唱で歌えてしまうのですからたいしたものです。

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夕食を終えた後、再びバスで移動し、ヴュルツブルクについたのは22時過ぎでした。
本当に長旅、お疲れさまです。

実はこの夜、つい先ほど見学した少年合唱団のドキュメンタリーがテレビで放送されました。
10歳から18歳の少年が所属しているのですが、特に小さな子は寮生活でのホームシックに耐えながら、
日々のレッスンに励んでいることがわかりました。

今日は実に貴重な体験をすることができました。
そして明日は2回目の演奏会を開催します。
この旅行中に肌で感じたヨーロッパの歴史や文化、音楽の素晴らしさを、
私たちが表現する音楽へとつなげていきたいと思います。

オーケストラ部 日独文化交流演奏旅行(5) [2013オーケストラ部]

3月としては珍しい、雪の舞うウィーンでの市内観光となりました。
こちらの雪は日本の雪とは違ってさらさらとしています。
また、ウィーンの人たちは傘をほとんどささないのも日本とは異なります。
生徒たちはコートやマフラーについた雪の結晶に大喜びしていました。

まずはハプスブルグ家の夏の離宮、シェーンブルン宮殿を訪れました。
品位ある黄色の外壁が印象的な宮殿で、室内の装飾はまさに豪華絢爛。
上階は一般の人の住居として使われているそうで、なんと現在一室空きがあるとか。
「住んでみたい!」「私はふつうの家でいい!」と意見はさまざまでした。
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次にバスから国会議事堂や市庁舎、王宮などを見学し、
最後にモーツァルトの結婚式と葬儀が営まれたというシュテファン大聖堂を訪れました。
この聖堂をすぐ近くで見たときは、ただただ圧倒されました。

ウィーン風カツレツを味わった後、短い時間ショッピングを楽しみました。
何人かの生徒たちは楽譜屋さんに行き、お目当ての楽譜をさがしました。
ウィーンで手に入れた楽譜はきっと一生の宝物となることでしょう。
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そして夜はいよいよオペラ『セビリアの理髪師』の鑑賞です。
国立歌劇場の優雅な雰囲気に圧倒されたことは言うまでもありません。
迫力満点の音楽に、これぞ本家本元ということを肌で感じました。
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ウィーン観光は一日ではとても足りません。
またいつか訪れたいと多くの生徒たちが感じたことでしょう。
そしてこの演奏旅行も早くも5日過ぎてしまいました。
本当にあっという間です。
明日は2回目の演奏会に向けて、再びドイツへとバスを走らせます。

オーケストラ部 日独文化交流演奏旅行(4) [2013オーケストラ部]

今朝はお世話になったホストファミリーとお別れの時をもちました。
「また会いましょうね」「今度、ドイツに来るときは必ず我が家に寄ってね」という言葉をかけられて、
生徒たちは涙を流さずにはいられませんでした。
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別れが惜しくてなかなかその場を立ち去ることができません。
最後には全員で記念写真を撮りました。
階段に並んで撮ったので、まるでドイツ版イブマイ青春!?のようです。
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さて、今日はドイツを去り国境をまたいでオーストリアへと向かいました。
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昼過ぎにザルツブルクに到着。行程の都合でわずか2時間の滞在となりましたが、
現地日本人ガイドの方に旧市街を案内していただきしました。
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ザルツブルクといえば、なんといってもモーツァルト生誕の地です。
彼が生まれた家を訪れた後、大聖堂、
映画『サウンド オブ ミュジック』の撮影場所としても有名なミラベル庭園などに足を運びました。
美しく威厳に満ちた数々の建造物に目と心を奪われました。
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その後再びバスは高速道路を走り続け、夕方、音楽の都、ウィーンに到着しました。
市内レストランで夕食をとり、ホテルに着いたのは予定より早い8時半ごろでした。

今日はバスでの移動時間が長かったのですが、途中でサービスエリアにも何度か寄りました。
有料トイレを利用したことも貴重な異文化体験の一つです。
またドイツやオーストリアには制服というものはないようで、
同じコートを羽織った日本人の子どもたちは不思議な集団として見られたようです。
何人かの方に声をかけられたのですが、
今回の演奏旅行で通訳兼ガイドをしてくださっているロンメルさんは
「日本のカトリック系女子校オーケストラ部の生徒たちで、
昨日この子たちはワーグナーを演奏したんです!」と紹介してくださったようです。


今日はずいぶんが風が冷たく感じられた一日でしたが、雨や雪に降られることもなく、
さわやかな気持ちで観光を楽しむことができました。
つい昨日のザルツブルクは吹雪だったそうです。
みんなの心がけが良かったのか、天気には本当に恵まれています。
いよいよ明日はウィーンの街と音楽を堪能します。

第一回目のコンサートで交流させていただいた、
相手側Echterdingenのホームページでも紹介されています。
翻訳ソフトなどを利用して、併せてご覧下さい。
http://www.liederkranz-echterdingen.de/Berichte/bericht36.html

オーケストラ部 日独文化交流演奏旅行(3) [2013オーケストラ部]

エヒタディンゲンでの交流演奏会当日を迎えました。
今朝はゆっくり休んで、11時からリハーサル開始です。
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午後からは現地のオーケストラ、合唱団もリハーサルに加わりました。
彼らが、「ふるさと」「さくら」「村祭り」「赤とんぼ」といった日本の歌曲を演奏し出したときは聖霊生も大喜び。
「うさぎおいし…」と私たちも思わず一緒に口ずさみました。
「ドンドンヒャララ~」にも拍手喝采です。
彼らの心のこもった演奏は私たちの気持ちを一気に解きほぐしてくれました。
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そしていよいよ本番です。
エヒタディンゲンの市長をはじめ、大勢のお客さまが聴きに来てくださいました。
舞台にはドイツと日本の国旗が掲げられ、
また演奏者は同じく両国の国旗がデザインされたピンバッチを胸に付けました。
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今日は朝から本来のドイツらしい寒さに戻り、
雪も降り出して、リハーサルが終わるころにはずいぶん積もっていました。
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しかし、会場の中は熱気にあふれ、演奏が終わるたびに大きな拍手と歓声に包まれました。
そんな温かな雰囲気に助けられたのか、
生徒たちはいつも以上に力を発揮して良い演奏をすることができました。

全てのプログラムを終えた後は交流パーティーとなりました。
ホームステイ先の家族たちと生徒がずいぶん親しくなってきたことがひしひしと伝わってきました。
エヒタディンゲンで過ごす最後の夜です。
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オーケストラ部 日独文化交流演奏旅行(2) [2013オーケストラ部]

一夜明け、生徒たちはそれぞれのホームステイ先から演奏会会場に集合しました。
「言葉がよくわからなくて緊張したけれど、なんとかなりました」という子がほとんどでしたが、
中には「このままドイツの家族と暮らしていたい!」という強者もいました。

舞台等設営の関係で、集合後はすぐに、リッタースポーツ(チョコレート)の工場へと出かけました。
色とりどりのパッケージに包まれたチョコレートはご家庭や友達へのすてきなお土産になりました。
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そしていよいよリハーサルの開始。
コントラバスや打楽器などは現地でお借りしたため、早く身体になじませなければなりません。
日本から飛行機で運んできた楽器は大型のチェロ、テューバなども含めて、
全て無事にドイツへ持ってくることができました。
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音がよく響く会場だったので、いつもよりいっそう耳を使って音色を整えることに集中しました。
また合同で演奏するクラリネット協奏曲は、ソリストはもちろんのこと、
現地の仲間たちと呼吸を合わせて演奏しなければなりません。
タイミングやテンポなどを丁寧に確認し合いました。

お昼をはさんで14時近くまでリハーサルをした後、
午後はホストファミリーとシュトゥットガルト市内を巡りました。思いのほか寒くはなく、
天気にも恵まれて市内散策を楽しむことができました。
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明日の交流演奏会については、エヒタディンゲンの地元の新聞にも大きく掲載されました。
見出しは「国境を越えた出会いのコンサート」。
明日は現地の子どもたちと心をひとつにして演奏できればと思います。
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オーケストラ部 日独文化交流演奏旅行(1) [2013オーケストラ部]

いよいよオーケストラ部のドイツ・オーストリア演奏旅行が始まりました。

今朝は大勢の保護者のみなさまに見送られる中、中部国際空港を出発しました。
成田空港で乗り継いでフランクフルトへ。
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約12時間の空の旅はさすがに長く感じられましたが、どの子も落ち着いて過ごすことができました。
フランクフルトからバスで走ること、さらに2時間。
今回の交流先であるエヒタディンゲンに到着したのは現地時間で20時ごろでした。
そこでは音楽学校のみなさんとホストファミリーの方たちが本当に温かく私たちを迎え入れてくださいました。
音楽学校の校長先生が、「これだけ大勢の楽器をもったみなさんに来ていただけることは、めったにないことです」と丁寧な歓迎のあいさつをしてくださいました。
生徒たちはホストファミリーとの出会いに、疲れを忘れて歓声をあげ、
それぞれのご家庭へと向かってゆきました。
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長い長い1日でしたが、大きなトラブルもなく、無事に到着できてなによりです。
明日はさっそく交流演奏会にむけてのリハーサルを行います。
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